ミサルテのカードゲームあれこれ。

ドラゴンクエストライバルズをはじめとして、シャドウバース、マジック:ザ・ギャザリングなどのカードゲームについて気になったあれやこれを云々。

マジック:ザ・ギャザリング安価デッキ(白黒スタックス)

Hello everyone, this is Magic: The Gathering's time!(挨拶)

 

お久しぶりです。オーコに環境が支配されていて重い腰が上がらない中、ツイッターを眺めていたら安価デッキは良くない(とまではいきませんが勝てないものを他人に渡すな)的なツイートが流れて来てこうしちゃおれんと筆を取ることにしました。

 

ここは筆者が考えたbudget magic的な安くて強い、フライデーマジックくらいなら楽しめそうなマジック:ザ・ギャザリングのデッキを紹介する板です。

 

大事なことなのでもう一回。ここは筆者が考えたbudget magic的な安くて強い、フライデーマジックくらいなら楽しめそうなマジック:ザ・ギャザリングのデッキを紹介する板です。

 

アリーナなら1万円払ってシールドすればそのセットのレア以下全て揃うので、暇つぶしにショップ行くとか、付き合いで行くとか、布教用のサブデッキとして持っとくだとか、リアルでやるときのそういう感じを想定しています。

 

今回の注目カードは《予言された壊滅》と《群れの番人》です。


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 《予言された壊滅》は毎ターンお互いのプレイヤーにトークンでも土地でもないパーマネントを生贄に捧げさせる効果を持つカードで基本的にカードアドバンテージを失いにくいカードです。癖が強いですが、もし使い終わったカードを生贄に出来れば相手だけに損をさせられますね。また相手が生贄に捧げられなくなったときは大きなアドバンテージ(1ドローと1ディスカードに2点ドレイン、2/2のトークン)が得られます。《群れの番人》は1マナで自身のパーマネントをバウンスすることが出来るカードです。割られそうになった《予言された壊滅》をバウンスする他面白い動きをすることが出来ます。1つは《予言された壊滅》での生贄を相手が嫌がり何も出さずにターンを返して来る時です。この時に相手ターンの《予言された壊滅》の効果にスタックして《群れの番人》のバウンスで《予言された壊滅》を手札に戻しましょう。《予言された壊滅》の効果は解決されますが生贄に捧げなくて済みます。つまりまた《予言された壊滅》で締め上げることが可能になります。もう1つは《予言された壊滅》を割るためにこちらのパーマネントを除去しに来たときです。もし《予言された壊滅》しか自身の場になくなってしまったときでも、アンタップ、《予言された壊滅》の誘発スタックに《群れの番人》の効果で《予言された壊滅》をバウンスしましょう。アドバンテージは大きくないですが、1枚のルーティングと2/2トークンが得られます。そして手札にはまた《予言された壊滅》が。

コンセプトが決まったのでデッキを作って行きましょう。

 

Prosperity

《予言された壊滅》を出すのには準備を要します。出た瞬間にドローが出来、アーティファクトのため除去されにくい《黄金の卵》、《ギルド球》を用います。他にも重ね張りはできないものの除去しながら場に残る《ケイヤの誓い》を採用。除去と回復を兼ねるためアグロデッキに対して非常に強いです。


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これらの置物は《群れの番人》で使い回す事が出来るので必要に応じて使っていきましょう。

 

Stagnation

《予言された壊滅》の効果を十分に発揮するためには自身のパーマネントを増やすだけでなく、相手のパーマネント数を1ないし2程度に絞っておく事が必要です。そして相手が破滅するまで(その効果が十分に効くまで)ターンを重ねることが必要です。


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《牢獄領域》はプレインズウォーカーを除去できる他、占術によりデッキの安定を高めてくれます。また、流行りの《ハイドロイド混成体》を追放すれば《予言された壊滅》の生贄や《群れの番人》のバウンスで使い回すことができます。《夏の帳》や《霊気の疾風》にも引っかからないのは優秀ですね。《害悪な掌握》は《王冠泥棒、オーコ》、《世界を揺るがす者、ニッサ》などを倒すことが出来、現環境で腐りにくい優秀な除去です。


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Doom and Finishing the game

《予言された壊滅》によるアドバンテージによって相手が諦めてくれれば終わりですが簡単にはそうならないでしょう。つまるところ、積極的な勝ち手段が必要になります。《天上の赦免》は相手の戦力を下げつつ、トークンによる勝ち手段を提供します。相手の《王冠泥棒、オーコ》や《世界を揺るがす者、ニッサ》による、3/3のトークンをちょうど相打ち出来、アドベンチャーに対しては除去兼墓地対策として八面六臂の活躍を見せます。《栄光の終焉》はマナが伸びた後半に一気に盤面を返すことのできるカードで、X=4程度から用いることを想定しています。《天上の赦免》との相性も良く、また全体除去が少ない傾向にあるので横押しが効きやすいです。


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出来上がったのがこちらになります。

 

白黒スタックス(全体:2830円、メイン:2460円、サイド:370円)

クリーチャー:7
3:《大釜の使い魔》 30円
4:《群れの番人》 10円

呪文:30
4:《魔女のかまど》 20円
4:《害悪な掌握》 280円
4:《黄金の卵》 10円
2:《ギルド球》 10円
4:《牢獄領域》 20円
3:《ケイヤの誓い》 50円
4:《予言された壊滅》 50円
3:《天上の赦免》 50円
2《栄光の終焉》 50円

土地:23
8:《沼》20円
8:《平地》20円
3:《オルゾフのギルド門》10円
4:《磨かれたやせ地》10円

サイドボード:15
3:《強迫》 20円
3:《リリアナの勝利》 20円
2:《敬虔な命令》 50円
2:《希望の夜明け》 30円
4:《聖堂の鐘憑き》 20円
1:《真実の愛の口づけ》 10円

 アリーナインポート用

デッキ
3 大釜の使い魔 (ELD) 81
4 魔女のかまど (ELD) 237
4 群れの番人 (ELD) 28
4 害悪な掌握 (M20) 110
4 黄金の卵 (ELD) 220
2 ギルド球 (WAR) 239
4 牢獄領域 (WAR) 26
3 ケイヤの誓い (WAR) 209
4 予言された壊滅 (ELD) 187
3 天上の赦免 (RNA) 170
2 栄光の終焉 (WAR) 12
8 平地 (ANA) 56
8 沼 (ANA) 58
4 磨かれたやせ地 (M20) 251
3 オルゾフのギルド門 (RNA) 253

サイドボード
3 強迫 (M20) 97
3 リリアナの勝利 (WAR) 98
2 希望の夜明け (GRN) 8
1 真実の愛の口づけ (ELD) 34
2 敬虔な命令 (M20) 13
4 聖堂の鐘憑き (RNA) 156

 

《大釜の使い魔》と《魔女のかまど》のコンボを搭載し軽いデッキに仕上げました。実際に使用するときは《黄金の卵》が食物であることに注意してください。《大釜の使い魔》が除去されて生物がいなくてもコンボを再開することが出来ます。

 

 Wrap-Up

アリーナでフレンドリーマッチ3戦を戦いエスパーコントロールとジェスカイファイヤーを打倒し、エスパースタックスに膝をつきました。2-1の結果は堅実であるように感じます。《大釜の使い魔》と《魔女のかまど》の緩いコンボはコントロールにとっては悪夢のようなものです。マッチアップ中2回《魔女のかまど》を割られそうになりましたが、《群れの番人》のバウンスによって思惑はくじかれました。ジェスカイファイヤーは悪くないマッチアップに感じました。というのも相手の維持したい《創案の火》を《予言された壊滅》で割ることが可能なためです。エスパースタックスは上位互換です!残念ながら勝つことは非常に難しいと感じました。手札破壊によって《屋敷の踊り》を抜かなければマッチは絶望的です。もしかすれば墓地対策が解決をもたらすかもしれませんが、どうすべきかは定かではありません。

 

追記:追加のフレンドリーマッチを2回行い、スゥルタイオーコを倒し、土地を14枚引く不運もあり同じくスゥルタイオーコに倒されました。結果、戦績は3-2となりました。《王冠泥棒、オーコ》デッキとのマッチアップは先手後手が如実に出ます。《霊気の疾風》、《害悪な掌握》がこちらに効かないためメインは有利ですが、サイド後は先手が有利、後手が不利となります。《ゴルガリの女王、ブラスカ》が少々厄介で《魔女のかまど》や《牢獄領域》を割られてしまいます。《群れの番人》でバウンスしてもテンポで厳しいので出されないことを祈るのみです。先手番は全体的に対処がしやすく、PWも《予言された壊滅》で倒せるので良いですが、後手は1ターン目に《金のガチョウ》を出されると終始守勢になりますのでその場合は多少割り切りましょう。また、サイド後は《夏の帳》があるので《害悪な掌握》の信頼度は下がります。対象を取らない《リリアナの勝利》の方が有効なことがあるので上手く散らして下さい。このマッチアップで《魔女のかまど》と《大釜の使い魔》を抜くかは難しいです。抜く、抜かないのどちらも試してみましたが抜いて《聖堂の鐘憑き》等にした方が堅実に思えました。

 

デッキを強化する

特にアップデートが推奨されるのは土地基盤です。基本的に色拘束はきつくないため採用したいのは、安定性を高める《静寂の神殿》とアドバンテージ源となりうる《アーデンベイル城》、《ロークスワイン城》です。《アーデンベイル城》は《大釜の使い魔》と《魔女のかまど》のコンボを始動するのにも使える他、《天上の赦免》と相性が良いです。《ロークスワイン城》はライフに余裕があるこのデッキでは問題なく機能してくれるでしょう。他には追加のフィニッシャーの候補として《戦慄衆の将軍、リリアナ》、《戦慄衆の指揮》、《人知を超えるもの、ウギン》などがありますがデッキの強さに大きな変化をもたらすほどではないように感じます。サイドボードの候補として《ケイヤの怒り》を加えることも考えられますが、全体除去を用いたいアドベンチャー系のデッキには強烈なアンチカードである《天上の赦免》があるため、考慮が必要です。


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デッキ内のカードが相互に作用しており、安価ではありますが非常に強度が高いデッキです。是非使ってみてください!

これが今日の全てです。ではまた。